全体の流れ

初めてヘナを使用される方は、準備から洗髪まで約90分程度の時間がかかります。

 

化学成分を一切使用していませんので、急いで塗る必要はありません。ゆっくりとハーブの薬効を楽しみながら塗りましょう。

 

 

 

ご自宅で準備いただくもの

 お湯(80度)

 ヘナを溶くボウル

 ヘナを混ぜるスプーン

 タオル2枚(1枚はヘナふき取り用に濡らしておきます)

 

購入製品についてくる毛染めキット

 ヘナ塗り用のハケ

 防汚用ビニールケープ

 ヘアーキャップ

 イヤーキャップ

 コットン

 

 

 

 

 

ヘナパウダーの溶き方

パウダーの中心にくぼみを作り、そこへお湯を少しずつ注ぎます。ダマにならないように少しずづ溶きましょう。

 

【 湯 量 】お湯の総量は、パウダー50gに対して、お湯150㏄(湯飲み1杯)ぐらいです。

 

ペーストの温度が下がるまでしっかりと混ぜましょう。混ぜる程に粒子が細かくなり、染まりが良くなります。

 

【 粘 度 】マヨネーズぐらいの固さが理想です。柔らかすぎると後から髪から剥がれてしまい染まりが悪くなります。髪をしっかりと覆うイメージです。

 

ペーストの温度が、火傷しない程度まで下がったら、すぐに使用します。

ロングヘアーの方は、ペーストの温度が下がらないように湯せん(温度を下げない)すると染まりが良くなります。ショートヘアーの男性は、ペーストの温度が下がる前にぬりおわることができますので問題ありません。

 

 

 

 

 

ヘナの塗り方

 

 始めにフロントエリア(緑色)から塗り始めます。正面の鏡で見える全ての範囲を塗りましょう。点線のようなラインで髪を分けながら塗っていきます。

 

 毛並みを倒しながら塗ります。髪の根元から毛先まで、大きく塗りましょう。

 

 

次に塗ったヘナの上に、隣の毛並みを倒し、またその上を塗ります。髪とヘナを交互にサンドするように塗っていきましょう。

 

 

後頭部も同様な方法で塗ります。合わせ鏡を利用すると塗りやすいです。

 

次にセルフヘナでは見えにくい オレンジのエリア をもう一度塗り、塗り残しが無いようにします。

 

 

ハケの先端部分にヘナを乗せて、頭皮に刺すように塗ります。この方法により髪に根元までヘナを行きわたらせることができます。

 

 

 

 最後に頭皮全体の揉み込みを行います。

揉み込みにより、毛先から、毛穴の奥までペーストが広がります。白髪の目立つ部分は入念に揉み込みましょう。

 

 

 最後に空気を抜くように髪を頭頂部方向へまとめます。空気を抜くことにより染まりが良くなります。余ったペーストは白髪の気になるポイントへ上塗りしておきましょう。ラップまたはヘアキャップ(冬場はその上にタオル)で完了です。耳やおでこにはみ出たペーストはしっかりと拭き取っておきましょう。

 

 

 

 

 

洗髪

 

 最初に湯すすぎでヘナをしっかりと洗い流し、いつもの洗髪を行ってください。

ヘナの匂いが気にならない方にはシャンプー液を使用しないで、湯シャンだけの洗髪をお薦めします。ヘナを洗い過ぎないことで発色が高まります。

 

 

 

 

ヘナの発色について

 

 植物色素は「物理染毛」といって色素が髪の表面だけをコーティングしながら染めます。化学染毛剤のように浸透しません。そのため髪の表面積やコンディション(吸着力)に発色が左右されます。例えば傷んだ髪はキューテクルが開いているため染まりやすく(発色が強い)、反対に健康な髪ほど染まりにくい傾向があります。