日本人は知らない

化学染毛剤の発がん性

化学染毛料の危険性について|EC 欧州委員会レポート

【ブリュッセル/ベルギー AFP】

欧州委員会(European Commission)は、毛髪染料に使用されている化学薬品22種類について、長期間使用した場合、膀胱ガンにつながる恐れがあるとする研究結果を受け、化粧品成分に使用を禁止する方針を発表しました。

 

<グンター・フェアホイゲン(Guenter Verheugen)欧州委員会副委員長(企業・産業担当)は、「安全が証明されない物質は、市場から消しておくべき。高い安全基準の設定は、EU圏内の消費者の保護のみなら

ず、欧州の化粧品業界に法的確実性を与えることでもある」と説明する>これは海外のだけの話ではありません。日本の染毛剤をつくるメーカーが使用する原料も同じものです。

 

[国が規制できない事情]

しかしながら日本の染毛剤産業は1500億円規模。ここまで大きくなった産業に原料規制をおこなうことは産業界への大きな影響を与えます。厚生省は経済状況を鑑みて段階的に規制を行う方向性ですが、とても時間のかかることでしょう。

 

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「お医者さんの家族は、毛染め剤を使用しない」という話、また「美容師は子宮がんの罹患(らかん)率が異常に高い」という噂。 これらは週刊誌のゴシップですが、インターネットで関連のテーマを検索するとたくさんの実体験があるようです。自分のカラダに相応しいものを、自分で調べて使用する時代です。