TAMARIND
英:TAMARIND
学名:TAMARINDUS INDICA
マメ科ジャケツイバラ亜科
タマリンド属の常緑高木
タマリンドの木は、とても強いため木材(家具・床材)としてもよく使われています。タマリンドの木は12~18mぐらいの高さで、樹木では高い背丈の木です。葉は常緑樹で、きれいな小さい花も咲きます。タマリンドの実は、12~15cmまで成長し、外殻は硬くて茶色っぽいです。
さやの中に汁の多い6~12個ぐらい種(果実)と酸味パルプ(繊維)が詰まっています。果実が熟すと果肉は茶色~赤茶色になります。熟したタマリンドは甘くてすっぱいく。クエン酸、果糖、ビタミンB、カルシウムを豊富に含んでいます
タマリンドツリーのルーツは、アフリカの熱帯地域で、周辺諸国(スーダン、ナイジェリア、タンザニア)からアラブまでひろがり、南アジアからインドに広がりました。歴史が長く、人類に重宝された樹木です。世界で一番タマリンドを生産し、消費しているのは南アジア、タイ、インドとメキシコ、南アメリカです。
アジアの仏教寺の真ちゅう仏像や家具などをタマリンドのパルプでみがくときれいになります。
外観・特徴
樹高は20m以上になる常緑高木で、葉は長さ15-20cmの羽状複葉、花は総状花序をなし、5弁で径3cm。黄色に橙色または赤色のすじが入る。果実は長さ7-15cm、幅2cmほどのやや湾曲した肉厚な円筒形のさやで、黄褐色の最外皮は薄くもろい。 黒褐色で卵円形の種子との間隙はペースト状の黒褐色の果肉で満たされる。
ご注意※下記の内容は、古典アーユルヴェーダ文献に記された内容を引用しております。これらは当社製品の薬効や効能を表現するものではありません。
インドの古い漢方薬として、胃薬として使われています。お腹や胃が痛い時、黄疸などで体が痛い時、消化器系と心臓に良い記述されています。
マレーシア、フィリピンではタマリンドの葉と実からマラリア熱と頭痛(鎮痛緩和剤)の薬を作ります。その他に抗菌性、消毒剤、喘息、抗ウィルス、収斂性、胸が痛い、コレステロールのアンバランス、便秘、胆石、胆のうなどに使用されます。
女性が妊娠する時の吐き気、肝臓のトラブル、胆石などにも効果があったと記述されています。